J-ARF 日本臨床研究フォーラム

日本臨床研究フォーラム設立にあたって

日本臨床研究フォーラムの目指すところMISSION

日本もアメリカ型のAROを目指し多くの大学や中核病院がARO設立をめざし、活動をしています。しかしながら日本において米国型のAROの実現は、日本の法規制、規則、慣習の違いから、非常に難しいものがあります。例えば、国内の大学・中核病院では、海外とは違い、契約上の制限、手続きの煩雑さなどがあり、また臨床研究の実務スタッフ人件費負担の会計上の問題や、規制上、継続雇用が難しい現状ではノウハウ及び経験の蓄積が困難であります。よって米国型AROをそのまま国内に持ち込むことは極めて難しいと推測されます。
このような日本の臨床研究の現状を憂慮し、各領域の先生方から、日本独自の手法及びネットワークを持った実行力のある団体が必要であるという声があがりました。
そこで日本独自の方法で、臨床研究の公平性が担保できる、独立した第三者機関として法人格を有する団体を独立した組織として設置し、実務機関は臨床研究に関わる全ての実務機能、組織及び人材をもった各社CRO・SMOが提携先となり臨床研究を幅広く行うため、医療機関、特に開業医を中心とした新たなる日本型臨床研究実施機関としてのJ-ARFの立上げをご提案をさせて頂きます。
将来に向け、研究者の育成に注力すること、また日本から価値の高いエビデンスを発信しうる母体となることを目指しています。